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めまい外来
めまいには末梢性と中枢性の2種類があり、区別するには耳鼻咽喉科診断が必要になります。めまいの多くは末梢性にあたり、ひどいめまいもありますが、軽いめまいのため見逃されることもあります。
末梢性の場合は耳鼻咽喉科的な治療が必要です。めまい感がなくったあとでも、難聴や耳鳴りが後遺症として残ることがありますので、早めの受診をお勧めします。
アレルギー性鼻炎・舌下免疫療法
アレルギー性鼻炎は、花粉やダニ、ハウスダストなどのアレルゲン物質が、鼻の粘膜を刺激することで起こるアレルギー性疾患です。通年性と季節性とがあり、通年性の場合、ダニやペットの毛、カビ、ハウスダストなどが原因となり、1年中症状が現れます。他方で季節性の場合、スギ、ブタクサ、ヒノキなど、季節の花粉が原因となることがあります。特にスギ花粉症は通年性で起こることもあり、毎年増減はありますが1995年以前と以降では花粉飛散量が有意に増加している重要な抗原です。(※)
免疫療法の一つとして、アレルゲンを皮下に注射する「皮下免疫療法」が行われてきましたが、治療薬を舌の下に投与する「舌下免疫療法」も行われるようになり、自宅で治療できるようになりました。スギ花粉もしくはダニによるアレルギー性鼻炎の場合、保険診療で行えます。
※日本耳鼻咽喉科アレルギー学会 鼻アレルギー診療ガイドライン(2020年版)
<http://jiao.umin.jp/news/download/public_comment200320.pdf>
小児耳鼻咽喉科
小児の耳鼻咽喉科では、特に子ども特有の病気や、それぞれの成長状況に配慮した診療を行っています。小児副鼻腔炎、中耳炎、ぜんそくなど、アレルギーとの関連性が考えられるお子さんの病気が増えています。その背景として、集団保育、食生活の変化、夜ふかしなど、生活リズムの乱れや、ストレス、排気ガスによる大気汚染などが子どもに影響していることも考えられています。
なお、耳垢や痰のからむ咳が続くなどの症状で受診した際、滲出性中耳炎が見つかり、難聴が分かったといったケースも少なくありません。風邪かな?と思いつつ、どの科を受診すべきか迷った場合は、ぜひ当院にご相談ください。
喉頭がん・咽頭がん検診(舌がんを含む)
喉頭がん・咽頭がんの検査としては、鼻腔に局所麻酔をしたうえで、鼻から柔らかいファイバースコープを入れていき、上・下咽頭がん、喉頭がん、声帯ポリープなどを精査します。短時間の検査で痛みもほとんどありません。
がんが疑われる場合は、すぐにがんセンター等にご紹介します。声がれ、のどの痛みや違和感、しこりなどが長く続く場合は、一度受診をおすすめします。